★ 六粋堂は PINK BONGO&各メンバーを応援する民間有志の集まりです ★

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六粋堂 CD製作事始 其の二 (2nd アルバム"オーチン・ハラシ ョー"インナーより)

 皆様、ピンクボンゴをご贔屓戴きまして誠に有難うございます
 六粋堂より、誠におおきなお世話ではございますが、慇懃にご挨拶をさせて戴きます。
 さて、寡の国の童話に「ジャックと豆の木」とかいう物語がありました。庭に蒔いた豆の木の種 が芽をふいてあれよあれよという間に大きくなり、必死の思いでよじ登ってみて下を見ると・・・恐ろしく高いところまで来てしまったという様なお話でした。今の我々の心境もさしずめそんなところでしょうか。一時の勢いも手伝って、ピンクボンゴのCD製作という大胆不敵な行動に出た我々ですが、今更ながら無謀かつ大それた事をしでかしたという思いがいたします。「ジャックと豆の木」では確かてっぺんまで上ると大男がいて、結局その大男を退治して大金を手にして万々歳という結末だったかと思いますが、我々の今は遠くなった下界を睨みすえ、上を向いて確かな決意で歯 を食いしばる退路を絶たれた武者の心境、というと少々キザに過ぎますでしょうか。まあ1年もたたないうちにセカンドアルバム発表の暴挙!ですから、「親父達の無謀な挑戦」はますます順調、 と申し上げておきましょう。
 此度のアルバムの製作にあたっては周到に準備・・・といいたいところですが、グループの音楽的内容の充実度とはいささか反比例し、六粋堂自身は1st.アルバム製作の金銭的教訓?が全く活かされず?とにかく豪華絢爛な内容となりました。ツワモノぞろいのレギュラー陣に加え、キラ星の如く各地からはせ参じた豪華ゲスト陣。それに、収録は我国を代表する由緒正しきアバコクリエイティブスタジオ! はっはっは!普通の商売人感覚ではこんなことぜったいできないでしょうよ。
 いや、少々調子に乗りすぎて失礼な物言いになりました。誤解の無き様に付け加えますが、ゲストミュージシャンを積極起用した事、日本有数の収録スタジオを選んだ事、名人・西込さんを収録時からエンジニアとして招聘したこと、これ等はすべて大路さんはじめミュージシャンの方々の「最高の作品を作りたい」という希望に我々も心底共感をしたものであり、その意味で関係者の団結は前作に勝るとも劣りません。内容がそれを証明していると自負している次第であります。
 それにしても、こんなやり方はピンクボンゴにとってファンであるけれども、それにしては少々ずうずうしく、つまりタニマチなんかではもちろんなく、かといって利潤追求型スポンサーでもな い、このわけのわからない存在"六粋堂"にして初めてできうるCD製作法かなあと思う次第です 。まあ、悪態はこの程度にしまして、六粋堂も実は最初のCD製作ではそれなりに社会勉強を致しました。アルバムは作ったけれど、既存CD販売ルートの無関心と硬直性、ビジネス優先のマスコ ミ等々に今更ながら唖然としましたが、そこは親父達の二枚腰、そう簡単にヘコタレやしません。 ド素人の未熟さは業界内におられる方からはずいぶん批判もされましょうし、その道のプロの目か らみればいい加減そのものかもしれません。でも、ほんとうに新しいものは「ベテランの経験より は素人の情熱」と思いますし、惨憺たる既存音楽メディアに頼らずに、我々なりのやり方で進めば よい、と思い定めつつあります。かのヘーゲルも「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ!」と言い放ちました。なにより、大路さんから「かかる音楽産業に対し由井正雪の如く、せめて一太刀!」と の託宣をうけております。これからも滋味あふるる作品を送り出すべく「親父たちの意気ますます 軒昂!」と再度申し上げ、次作以降も引き続きのご贔屓をお願いするものであります。

                                        六粋堂 一同

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六粋堂 CD製作事始 (1st アルバム"コ マンタレヴ?"インナーより)

  ピンクボンゴはじめ古今の音楽を愛する皆様に、「六粋堂」より一言ご挨拶申し上げます。
 「六粋堂」の意味しますところ、6人のオヤジ連の手になる新レーベルにて、名称どおり「6人の粋人の集まり」を目指しておるものではございます。
 はてさて、今後の展開はどうなるかは我々の心掛け次第ではございますが、全国津々浦々の音楽ファンの皆様や、ミュージシャン各位のバックアップあればこその蜻蛉のごとき存在にて、以後いっそうのお引き立てを頂きたくお願い申し上げます。  しかしながら正直一発目のCD製作が「ピンクボンゴ」の1stアルバムであったのは、大変幸せな事ではございましたが、何分素人の我々には荷が勝ちすぎる仕事でもありました。
 宮本大路さんはじめミュージシャンの方々の変幻自在の音絵巻の虜になり、大胆不敵にもCD化のお話をさせて頂いたわけではありますが、お聴きになっての通り、一筋縄では録れない音楽。LIVEの楽しさを再現するために、一同文字通りのたうちまわりました。
 それに当初ホールで録音することになっていたものが、急遽スタジオ録音に変わり、更に予定していた録音技師の方も度々変更。挙句の果ては録音したデータ(最近はテープでなくハードディスクに音を保存するんですね)がトラックダウンの最中にぶっ飛んでしまった。これは偶然にもバックアップをとってあったので事なきを得ましたが、とにかく予期せぬ事の連続で、なんとか発表に漕ぎ着けた事を一同神に感謝したい気分になりました。
 様々な紆余曲折を経て、ここに音楽史上類まれなるユニークで垢抜けた作品をお届けできることになったのであります。就中、ミュージシャンの方々の妥協のない姿勢に、制作者側も緊張の連続でありましたが、このトシになっても自身日々成長してゆくことを実感し、久しぶりの充実感に満ちた日々ではありました。
 先人は「船頭多くして船山に登る」などと、大人数で仕事をする難しさを指摘しておりますが、素直に意見をぶつけ合う中にも、決して関係者のチームワークに乱れがなかったのは、このCD製作に集う全員が、何とかしてこの素晴らしい音楽をファンの方々だけでなく、多くの人々に知ってもらいたい!という思いで、心を一つにしたからにほかなりません。
 六粋堂のオヤジ連は確かに人生の折り返し点を過ぎた人間達ではありますが、この仕事を通じて全員があの遠い少年の日々、友人達と一心不乱に野山を駆け回った楽しさを思い出し、すこしばかり若返った気分になったのです。
   
 「やればまだまだ出来るゾ!」
   
 これからの六粋堂に是非ご期待いただきたく存じます。
   
 ピンクボンゴ万歳!  六粋堂万歳!


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